🐶 シートラ:富士住建で埼玉県内に家を建築。チワワ3匹・爬虫類・水亀と暮らしながら、DIY・IoT化を一人でコツコツ進める入居8年目の施主。外構見積150万円に絶句し、駐車場DIYで100万円超浮かせた本人。
🧚 ふじまる:「で、相見積もりは取ったの?」と外構の金額の裏を取りに来る妖精。今回はシートラの「後回しにしたツケ」を容赦なく掘り返す担当。
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前回(Vol.9)の見学と指摘の日々も終わり、家は完成。——のはずだった。
最後に残った外構。富士住建から来た見積は約150万円。
「……え、外構ってこんなにするの?」——もし今、その絶句の真ん中にいるなら、この記事はあなたのために書いています。
内訳は駐車場100万、フェンス30万。ブロック塀は近所の工務店で別に10万。家本体の打合せで坪単価ばかり見ていた私は、外構を完全に後回しにしていました。住宅ローンを組み終えた財布に、余力はもうゼロ。
この記事では、「富士住建で外構は頼めるのか」「なぜ高く感じるのか」「相見積もり3社の結果」「どう削って実費10万円台に落としたのか」——検索してもなかなか出てこない施主の実体験を、8年後の答え合わせ付きで全部開示します。
引渡し前のチェックを終えて、頭の中は「やっと終わった」でいっぱいだった。その数日後。テーブルに置かれた外構見積の合計欄を見た瞬間、手が止まった。
| 駐車場(土間コン) | 約100万円 |
| フェンス(境界一周) | 約30万円 |
| ブロック塀(近所の工務店 別建て) | 約10万円 |
| 合計イメージ | 約140〜150万円 |
※当時(2018年前後)の地域・条件・面積による試算ベース。現在の相場は資材費・人件費の上昇で変動しています。必ず最新の見積でご確認ください。
なぜ外構の見積は「思ったより高い」と感じるのか。あとから調べて、からくりが少し見えた。
※③は一般に言われる構造の話+当時の私の実感です。個別の見積の内訳は各社にご確認ください。
俺の最大の油断ポイントだった。家本体の打合せで坪単価ばかり気にして、外構は「あとで考えればいい」と後回しにした。気づいたら家完成と同時に150万の見積が降ってきて、住宅ローン余力ゼロ。外構は家本体と同じテーブルで予算化しておく。これだけで「絶句する夜」は防げる。
ここで、検索でこの記事に来た方が一番知りたいはずの話を先にする。「富士住建で外構は頼めるのか」。答えは頼める。うちには実際、富士住建経由で外構の見積が出てきた。家本体とは別枠の扱いだった。ただし、うちは結局その金額で見送ったので、発注した場合の施工体制までは体験していない——だからこの記事で語れるのは「見積を並べて比較し、頼まない選択をした側」の8年です。
8年経った今なら分かる。富士住建経由と外部業者、それぞれに向き不向きがある。当時の体験を整理すると、こうなる。
| 比較軸 | 富士住建経由で外構 | 外部の外構業者・工務店 |
|---|---|---|
| 費用感 | 管理費が乗る構造で割高になりやすい | 直接発注のぶん安くなる傾向(うちは地元最安) |
| 手間 | 窓口一本・打合せついでに話が進む | 探す・比べる・伝えるを全部自分で |
| 家本体との連携 | 埋設配管図など情報共有がスムーズ | 配管の位置は自分で把握しておく必要あり(次回Vol.11で、これが事件になる) |
| スケジュール | 引渡しと同時に外構完成を狙える | 引渡し後の工事になりがち |
| 向いている人 | 忙しくて時間を買いたい人 | 1円でも総額を抑えたい人 |
※当時(2018年前後・埼玉県内)の見積比較・検討時の情報に基づく整理です。うちは富士住建経由では発注していないため、左列は一般的な傾向を含みます。条件・地域・時期で変わります。
そして、これだけは声を大にして言いたい。相見積もりを取ったから、腹をくくれた。3社並べて「どこに頼んでも100万コース」と分かった瞬間、血の気が引いた。でも同時に、「これが相場だ」という確信が手に入った。もし富士住建の1枚だけ見て「高い!ぼったくりだ!」と騒いでいたら、たぶん今も誰かを疑ったままモヤモヤしていた。逆に、相場を知らないまま言い値で頼んでいたら——150万は今ごろ、とっくに消えていた。
見積は、比べて初めて「判断材料」になる。1枚では、ただの請求書だ。
相見積もりで相場は分かった。分かったからこそ、詰んだ。どこに頼んでも100万。払えるお金は、ない。
土曜の朝、開店と同時にホームセンターへ。ここでの1時間が、150万円の見積の運命を決めた。
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※外構費まで含めた予算で複数社の話を一括で聞ける窓口。家本体の打合せ段階で外構も並べておくと、後の絶句が防げます。
駐車場の方針は決まった。残るは、フェンス30万とブロック塀10万。この2つは、正反対の結論になった。
道路に面した玄関、敷地が低くて覗かれやすい配置、お子さんが小さくて飛び出しが怖い、ペットを放したい——こうした条件のお宅はフェンス無しは選びにくい。「30万削れる」だけで決めず、生活動線で判断してください。うちは条件が揃ったから省けただけ、というのが本音です。
ブロック積みは、一見単純そうに見えて水平出しが最難関。1段目でわずかに傾くと、積むほどズレが増幅される。しかも塀は「業者施工の隣に並ぶ」ことが多く、差が一目で分かってしまう。材料費だけ見れば数万円浮くが、見た目の完成度は雲泥の差。境界沿いの塀・目に付く塀は業者依頼、というのが失敗した本人の結論です。逆に、駐車場の砂利敷きのように「精度が見た目に出にくい工事」はDIY向き。この線引きが外構DIYの分かれ目でした。
ここまでの判断を、お金の話として一枚にまとめる。絶句から始まった外構の、最終的な着地点だ。
| 項目 | 業者依頼ルート | シートラ実費ルート |
|---|---|---|
| 駐車場 | 約100万円(土間コン) | 材料費数万円+夕飯代(防草+グラベル+砂利+転圧) |
| フェンス | 約30万円 | 0円(オープンスタイル) |
| ブロック塀 | 約10万円(近所の工務店) | 約10万円(同じく工務店) |
| 転圧機 | 業者の標準工程に含む | 友人借用+夕飯ごちそう |
| 合計感 | 約140〜150万円 | 10万円台に収まった |
※面積・地域・材料単価で大きく変わります。あくまで著者宅の実例(2018年前後)ベースとしてご覧ください。
8年後の答え合わせも書いておく。DIYした砂利+グラベルフィックスの駐車場は、8年間、沈下ゼロ・雑草ほぼゼロ・追加の砂利補充なし。車2台を毎日のっけてこの結果だ。唯一の心残りは、タイヤの溝が細かい砂利を少しずつ連れ去ることくらいで、ときどき箒で戻せば済むレベル。あの夜「素人には無理だ」と諦めかけた選択が、8年経った今も現役で家を支えている。
| 絶句した日の想定 | 「業者150万コース以外に道はない」 |
| 8年後の現実 | 実費10万円台・沈下ゼロ・雑草ほぼゼロ・フェンス無し後悔ゼロ |
| 差額 | 約140万円——家本体で疲弊した家計の、大きな余力になった |
| 失敗した唯一の箇所 | 自分で積み足したブロック塀(歪み)。「水平が見える構造物」はDIY NG |
※著者宅の実例。土質・積雪・車の台数など条件が違えば結果は変わります。
ちなみに外構まわりで唯一「タダで手に入った」ものがある。富士住建の標準に含まれていた外水栓だ。うちは駐車場側に1本付けてもらった。これが8年間、洗車・DIYの水汲み・靴の泥落としに毎週のように活躍している。
外構を後回しにした私が言うのも変だが、外水栓の位置だけは家本体の打合せ段階で生活動線に合わせて決めておくといい。外構工事もDIYも段違いに楽になる。後から増設すると配管工事でそれなりの出費になる装備だからだ。
※外水栓の標準仕様・個数は当時(2018年前後)の内容です。現在の仕様はショールームでご確認ください。
① 砂利を固める樹脂(グラベルフィックス)を知ったのでコンクリ工事が不要になった ② 友人がプレートランマー持ちでレンタル代ゼロ ③ 家本体予算で疲弊しても、土日の体力を確保できた。逆にこのうち1つでも欠けてたら、たぶん挫折して途中で業者呼んでた。読者さんの家でこの3条件が揃わないなら、業者見積の中で「項目ごとに削れる箇所はないか」を相談する方が現実的です。
そして最後に、これから外構に向き合う人へ。うちの「150万→10万円台」は、DIYの成功談に見えて、実は相見積もりの成功談でもある。3社並べたから相場が分かり、相場が分かったから「削る場所」と「頼む場所」を自分で選べた。もしあの時、見積が富士住建の1枚だけだったら——比較対象がないまま、言い値の150万にハンコを押していたと思う。外構で一番怖いのは、高い見積そのものではなく、高いのか安いのかを判断する材料がないまま決めてしまうことだ。
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