日当たり抜群の家で、和室だけ寒い|電動シャッターでも防げなかった「小窓の断熱」という盲点
📅 2026年6月更新
⏱ 読了約10分
🏠 これから家を建てる人・窓と断熱で後悔したくない方へ
Vol.54 アイキャッチ:日当たり抜群の家で和室だけ寒い。電動シャッターでも防げなかった「小窓の断熱」という盲点の説明用イメージ
※この画像は記事内容をわかりやすく伝えるための説明用アイキャッチです。実際の現地写真ではありません。
前回、シートラは胸を張って「やってよかった」を語りました。その3位は、南向きの日当たり抜群の配置。けれど話の最後、こう言い残しています。「8年、ずっと寒い場所がある。電動シャッターを付けても、ダメだった」と。
日当たり抜群が自慢の家に、なぜ寒い場所があるのか。しかも電動シャッターまで付けたのに、なぜ防げないのか。先に答えを言ってしまうと、原因は「小窓そのものの断熱が弱い」こと。そしてシャッターと断熱は、まったくの別物でした。
今日のテーマは、光の裏にある影——「窓と断熱」の後悔です。家の断熱は、立派な大きい窓ではなく、見落としがちな「一番弱い窓」で体感が決まります。これから建てるあなたが、同じ8回の冬を震えずに済むように。※これは著者宅の一例。断熱性能・体感は住宅仕様・地域で異なります。
ふじまる
シャッター付けても寒いって、原因なんなの。早く教えて。
ふじまる
待って。あなたの家、日当たり抜群が自慢じゃ?なのに寒いの。矛盾してない?
シートラ
日当たりは、抜群だ。家全体は暖かい。……和室の小窓、一つだけが別なんだ。
ふじまる
一つの小窓のために、わざわざ後悔してるの?大げさじゃ?
シートラ
っ……8年だ。8回の冬、その窓際で肩をすぼめた。大げさじゃない。
ふじまる
でもシャッター付けたんでしょ。お金、どこに消えたの。
シートラ
そこが盲点だった。シャッターと断熱は、別物なんだ。今日はその話をする。
👤 この記事を書いたのは…
🐶 シートラ:富士住建で埼玉県内に家を建築。チワワ3匹・爬虫類・水亀と暮らす入居8年目の施主。前回は南向きの日当たりを「やってよかった」勝ち判断に挙げた。だが今回はその光の裏面——家全体は暖かいのに、和室の小窓だけが8年ずっと寒いという後悔を、体感ごと正直に語る当事者。電動シャッターを付けても消えなかった寒さの正体が、「窓そのものの断熱性能の低さ」だったと8年かけて答え合わせした。今からでも内窓(インナーサッシ)の後付けで直せる後悔だが、当時押さえておけば、という話をする。
🧚 ふじまる:今回も手放しでは同情しない妖精。「日当たり抜群が自慢じゃなかった?なのに寒いの。矛盾してない?」「シャッター付けたんでしょ。お金どこに消えたの」「で、今から直せるの?内窓いくらかかるの」と、読者が内心抱く疑いを容赦なく代弁する役。シートラが後悔に沈みそうになるたび、現実的な突っ込みで話を前へ進める。
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日当たり抜群の家に、なぜ寒い窓があるのか|全体は暖かいのに
ふじまる
そもそも、家全体は暖かいのに窓一つだけ寒いって、ありえるの?
シートラ
ありえる。日当たりと、窓の断熱は、別の話だからだ。
まず、家全体の日当たりは抜群です。前回も話した通り、南側が下がった土地で前に建物がなく、一日中、光がよく入ります。リビングは冬でも陽だまりで暖かく、ここに不満はありません。
ところが、和室の小窓だけは別でした。冬になると、その窓のそばに立つと、はっきり冷気を感じます。指先がかじかむほどではないにせよ、同じ家の中で、その一角だけ空気が違うのです。日当たりが良いのに、なぜ。長いあいだ、自分でも理屈が分かりませんでした。
❄️ 矛盾:日当たり抜群の家なのに、和室の小窓だけ寒い
- 家全体の日当たりは◎。南向きで光がよく入り、リビングは冬でも陽だまりで暖かい。ここは前回も誇った勝ち判断
- なのに和室の小窓だけ、冬になると冷気を感じる。窓際に立つと、その一角だけ明らかに空気が冷たい
- 日当たりの良し悪しと、窓の断熱性能は、まったく別の話。光が入る=暖かい、とは限らない。冷気は「窓の性能」から入ってくる
ふじまる
昼は日が入って暖かいんでしょ。じゃあ我慢できる範囲じゃ?
シートラ
……問題は夜だ。日が落ちると、その窓から冷えが忍び込む。首をすくめる。
ふじまる
あ……昼の日当たりじゃ、夜の冷えは埋められないのか。
そう、問題は夜でした。日中は光で気にならなくても、日が落ちると、その小窓から冷えがしみ出してくる。冬の夜、その窓のそばを通るたび、無意識に首をすくめていました。昼の日当たりは、夜の窓の冷えまでは埋めてくれません。断熱は、太陽が出ていない時間にこそ問われるのだと、8年かけて思い知りました。
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既存の窓が寒いと感じるなら、後付けできる内窓(インナーサッシ)や断熱用品で改善できる場合があります。窓と窓のあいだに空気の層を作ることで、冷気の侵入をやわらげる仕組みです。まずは「夜の窓の冷え」を手軽に抑えたい方は、断熱フィルムや簡易内窓から試すのが現実的です。
電動シャッターでも防げなかった|シャッターと断熱は、別物だった
ふじまる
でもシャッター閉めれば、外の冷気は止まるんじゃないの?普通そう思うよ。
シートラ
私も、そう思っていた。だが閉めても、ガラス越しの冷えは止まらなかった。
ここが、一番の盲点でした。その小窓には電動シャッターまで付いています。夜、シャッターを下ろせば、外の冷気は止まる——そう信じていました。けれど、閉めても窓際の冷えは、消えなかったのです。
理由を調べて、ようやく腑に落ちました。シャッターと断熱は、役割がまったく違うのです。シャッターが得意なのは、防犯と、雨風や直射日光をさえぎること。けれどシャッターと窓のあいだには、すき間があります。そこは外気とつながっていて、窓ガラスそのものの断熱性能が低ければ、ガラス越しに冷気は伝わってくる。シャッターは、その冷えを止める部品ではなかったのです。
📊 なぜ電動シャッターでも寒さが防げないのか(仕組み・著者宅の理解)
| 役割 | 電動シャッター | 窓の断熱(複層ガラス・内窓) |
| 防犯 | ◎ 得意 | △ 主目的ではない |
| 雨風・直射日光をさえぎる | ◎ 得意 | △ |
| 冬の冷気の侵入を防ぐ | × すき間があり防ぎきれない | ◎ これが本来の役目 |
| 夜の窓際の体感 | × 閉めても冷えは残る | ◎ 冷えがやわらぐ |
※著者宅の一例・理解です。シャッターやサッシの性能・効き方は製品・施工・地域で異なります。特定企業の優劣を示すものではありません。
ふじまる
つまりシャッターは「冷気を止める係」じゃなかった、と。お金どこに消えたの。
シートラ
っ……シャッターは仕事をしている。防犯と雨風だ。寒さは、守備範囲外だった。
ふじまる
守備範囲外か。たしかに、サッカーのGKに野球の守備は頼めないもんね。
シートラ
うまいこと言うな。寒さを止めるのは、窓ガラスそのものの仕事だったんだ。
つまり、私は「シャッターさえあれば寒さも防げる」と勝手に思い込んでいただけでした。シャッターはちゃんと仕事をしています。防犯も、雨風も。ただ、冬の冷気を止めるのは、シャッターではなく窓ガラスそのものの役目だった。そこを取り違えていたのが、8年分の寒さの正体です。
断熱は「一番弱い窓」で決まる|小窓こそ二重サッシにすべきだった
ふじまる
でも大きい窓はちゃんとしてるんでしょ。なんで小窓だけ手を抜いたの。
シートラ
抜いたつもりはない。だが小窓は「小さいから平気」と、無意識に油断していた。
後から振り返って、はっきり分かった教訓があります。家の断熱は、一番立派な窓ではなく、一番弱い窓で体感が決まるということです。リビングの大きな窓は気にしても、和室の小窓は「小さいから影響も小さいだろう」と、無意識に軽く見ていました。
でも、寒さは弱いところから入ってきます。バケツに一か所でも穴があれば、そこから水が漏れるのと同じです。どれだけ他の窓が立派でも、一番弱い小窓が一つあれば、その家の「寒い場所」になる。小窓こそ、二重サッシ(複層ガラス・内窓)できちんと断熱しておくべきでした。
📊 大きな窓は気にする、でも小窓は見落とす|断熱の盲点(著者宅の答え合わせ)
| 窓の種類 | 建てる前の意識 | 8年後の実際 |
| リビングの大きな窓 | ◎ しっかり気にした | ◎ 不満なし |
| 和室の小窓 | × 小さいから平気と油断 | × 8年ずっと寒い場所に |
| 家全体の体感 | 大窓で決まると思っていた | 一番弱い小窓で決まった |
※著者宅の一例です。断熱性能・体感は窓の仕様・住宅性能・地域で大きく異なります。特定企業の優劣を示すものではありません。
Vol.54 補助画像:断熱は「一番弱い窓」で決まる。大窓は気にしても小窓は見落とす——小窓こそ二重サッシにすべきだったことを整理した説明用イメージ
※この画像は記事内容をわかりやすく伝えるための説明用イメージです。断熱性能・体感は住宅仕様・地域で異なり、著者宅の一例です。
ふじまる
なるほどね。バケツの穴の話、わかりやすい。一番弱い穴で漏れる、と。
シートラ
そうだ。だから図面で全部の窓を見るとき、小窓ほど見落とすなと言いたい。
- 断熱は「一番弱い窓」で体感が決まる:どれだけ大窓が立派でも、弱い小窓が一つあれば、そこが家の寒い場所になる。バケツの穴と同じで、一番弱い一か所が全体の体感を決める
- 小窓こそ油断せず、二重サッシ(複層ガラス・内窓)に:小さい窓は「影響も小さい」と無意識に軽く見がち。だが冷気は大きさに関係なく、性能の低い窓から入る。小窓ほど意識して断熱を確認する
- シャッターと断熱は別物と心得る:シャッターは防犯・雨風には効くが、冬の冷気を止めるのは窓ガラスそのものの役目。「シャッターがあるから寒くない」は思い込み。断熱は窓の仕様で確認する
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「どの窓まで複層ガラスにするか」「小窓も含めて断熱仕様を揃えられるか」「シャッターと断熱を混同していないか」——こうした窓と断熱の確認を、図面の段階で一緒に詰められるかで、8年後の冬の体感は大きく変わります。すまいのいろはPlusなら複数社の相談先を無料で比較でき、断熱の仕様まで一緒に確認できます。窓の断熱は、建ててから一番直しにくいものの一つです。
内窓で直せる、でも8年は戻らない|次回、契約前の自分へ手紙を書く
ふじまる
で、今から直せるの?内窓いくらかかるの。直せないなら、ただの愚痴だよ。
シートラ
直せる。内窓は後付けできる。これは、お金で直せる後悔のほうだ。
救いは、これが「直せる後悔」だということです。窓の断熱は、後から内窓(インナーサッシ)を付け足すことで改善できます。既存の窓の内側にもう一枚窓を入れ、あいだに空気の層を作る。費用や効果は窓の状態によりますが、今からでも、あの夜の冷えはやわらげられます。
それでも、正直に書きます。過ぎた8回の冬は、戻ってきません。あの窓際で首をすくめた8年は、内窓を付けても取り戻せない。だからこそ、これから建てるあなたには——小窓こそ、最初から断熱を確認しておいてほしいのです。
📝 Vol.54 まとめ:日当たり抜群でも、和室の小窓だけ8年寒かった理由
- 日当たりと窓の断熱は別の話。家全体は南向きで暖かくても、小窓一つの断熱が弱ければ、そこだけ寒い場所になる。冷えは性能の低い窓から入る
- 電動シャッターでは冷気を防ぎきれない。シャッターは防犯・雨風には効くが、窓とのすき間があり、冬の冷気を止めるのは窓ガラスそのものの役目。シャッターと断熱は別物
- 断熱は「一番弱い窓」で体感が決まる。大窓が立派でも、弱い小窓が一つあればそこが家の寒い場所に。バケツの穴と同じで、一番弱い一か所が全体を決める
- 小窓こそ二重サッシ(複層ガラス・内窓)に。「小さいから平気」は油断。図面で全窓を見るとき、小窓ほど断熱を確認する
- 内窓で直せる、でも8年は戻らない。後付けの内窓で改善はできる。だが過ぎた冬は戻らない。最初から押さえておくのが一番
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「もう建ててしまった」という方も、あきらめないでください。既存の窓に後付けできる内窓・断熱用品で、夜の窓際の冷えはやわらげられます。まずは一番寒い一枚の窓から試すのが現実的です。これから建てる方は、小窓まで含めて断熱仕様を揃えるのが、8年後に震えないコツです。
念のため、もう一度書いておきます。私は、富士住建で建てた家に満足しています。だから、紹介します。今日の「小窓の寒さ」は、家のせいというより、建てる前の私自身が小窓の断熱を確認しきれなかったという話です。後悔も勝ちも両方正直にお伝えするからこそ、これから建てるあなたが、同じ8回の冬を震えずに済む——そう願っています。
「シートラ紹介」で3万円値引きの仕組み
富士住建ショールーム初来店時のアンケート、紹介者欄に「シートラ」と書くだけ
✅ あなた → オプション3万円値引き(事前連絡不要・後追い営業なし・契約不要)
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👉 手順:
① 富士住建公式からショールーム予約
② 初来店当日のアンケート「紹介者」欄に 「シートラ」 記入
③ 契約進行でオプション3万円値引き適用
※初来店時のアンケートでのみ有効・1回限り。金額・条件は時期により変動。
ふじまる
窓も内窓で直せる。じゃあ、もう直せない後悔はないの?
シートラ
窓は、内窓で直せる。コンセントも、砂利も、金で直せた。でも——
シートラ
一つだけ、絶対に動かせないものがある。8年で、それが一番の教訓だった。
ふじまる
動かせないもの?家で動かせないものって……まさか。
📖 次回 Vol.55(第5章・後悔防止と未来へのまとめ編/いよいよ最終回)
窓もコンセントも、お金で直せた。でも、一つだけ絶対に動かせないものがある。8年でそれが一番の教訓だった——次回はついに最終回。シートラが契約前の自分へ宛てて手紙を書く、その「動かせないもの=土地」の教訓とは。冒険の締めくくりです。
💡 富士住建を検討中の方へ:初来店時アンケートに「
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「小窓まで含めて断熱を確認したか・シャッターと断熱を混同していないか」で、8年後の冬の体感が変わります。
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※本記事にはA8.net・Amazonアソシエイト等のアフィリエイトリンクが含まれています。
※本記事は、著者宅(富士住建・埼玉県内)の実体験に基づく主観的な整理です。記載した窓・断熱・シャッターの事情や体感は著者宅の一例であり、断熱性能・体感は住宅仕様・地域・窓の仕様により異なります。
※「和室の小窓だけ8年ずっと寒い」「電動シャッターを付けても冷えが残った」というのは、著者宅の窓・仕様に固有の体感です。同じ構成でも、窓の性能・断熱仕様・地域により寒さの感じ方は異なります。
※「シャッターと断熱は別物」「冷気を止めるのは窓ガラスそのもの」という説明は、著者が自宅の体感をもとに整理した一般的な理解であり、すべての製品・施工に当てはまるとは限りません。シャッター・サッシの性能は製品・施工内容により異なります。
※「断熱は一番弱い窓で決まる」「小窓こそ二重サッシ(複層ガラス・内窓)に」という教訓は、著者の主観・一例です。最適な断熱仕様は住宅性能・地域・予算により異なります。
※「内窓(インナーサッシ)の後付けで改善できる」という点について、費用・効果・施工可否は既存の窓の状態・施工会社により大きく変わります。正確な可否・金額は各施工会社の見積でご確認ください。
※本記事で挙げた「窓・断熱の後悔」は、家そのものの絶対的な優劣を示すものではありません。著者は富士住建で建てた家に満足しており(本文中99点)、特定の住宅会社・サッシメーカー・シャッターメーカーを「良い/悪い」と断定するものではありません。あくまで「建てる前の施主側の確認不足」についての振り返りです。
※窓・サッシ・シャッターの仕様や標準・オプションの区分は、契約時期・プラン・各社の仕様により異なります。著者宅の一例として読んでください。
※富士住建の「シートラ紹介制度」の詳細・条件は時期により変動します。来店前に富士住建公式サイトまたはショールームにてご確認ください。
※本記事は2026年6月時点の情報です。住宅設備・内窓・断熱工事の相場・名称・取り扱いは時期・会社により異なります。詳細はご自身でご確認ください。
※アイキャッチ・補助画像は記事内容をわかりやすく伝えるための説明用イメージで、実際の現地写真ではありません。